プロジェクトストーリー01

Project Story
協創による価値創造と
個の成長の背景
プロジェクトストーリー-プロジェクト概要

プロジェクト概要

新規事業開発のプロジェクトが発足し、各社、各事業部から候補者を募りプレゼン会を実施。 元々鉄鋼事業の営業担当であった丹沢の事業アイデアが採用され、ゼロイチで事業を立ち上げる。 現在は商品開発も完了し、利用されるお客様が増え、実績作りのフェーズである。今後はさらに事業拡大に向けマーケティングに力をいれている。

プロジェクトメンバー

丹沢 慎太郎

Tanzawa Shintaro
五十鈴ビジネスサポート(株) 事業企画・開発チーム 課長
プロジェクトストーリー-プロジェクトメンバー

新規事業立ち上げ初期

プロジェクトストーリー-新規事業立ち上げ初期

新規事業立ち上げの背景を教えて下さい

五十鈴では所属する事業や部署に関わらず、様々なプロジェクトを立案する機会があります。新規事業の発足も、元々外部コンサルといっしょにビジネス企画を作り、プレゼンする取り組みにエントリーしたことがきっかけでした。
その後、企画自体がA判定をいただき、事業化することが決定しました。
元々、営業部署でしたので全く新しい取り組みに驚きもありました。一方で、営業の中でも新規商品をお客様に提案することが多いタイプでしたので、挑戦には前向きでした。

立ち上げ当初の苦労や大変だったことは何ですか?

全てがゼロイチの新しい経験ばかりだったので、常に大変だったというのが正直な感想です。事業計画から商品設計、販路開拓など幅広い知識が必要になり、色々と教材を読み漁ったのを覚えています。
また中でも苦労したのは、パートナーの開拓です。ビジネスモデル的には弊社と顧客の1on1で成り立つのではなく、パートナーの存在が欠かせませんでした。
特に物流が絡んでくるモデルだったため、輸送、処分、保管など必要な機能があるパートナーの選定と開拓には時間を要しました。
今でこそ、どんな機能が必要か?販売の仕組み化はどうすれば?など理解していますが、当時はそもそも何から着手すべきなのか分からない所から始まったので、試行錯誤の毎日でした。
また改めて事業を見直した時に、自社ならではのバリュー(価値)や強みがなく、市場全体で見ると存在価値があまり見いだせていないというのも課題でした。

どのように課題を解決していったのでしょうか?

とにかくやるしかない!というのもありましたが、外部とのコミュニケーションは解決策を見つけ出せたきっかけでもあります。例えば、業界ごとの勉強会に出席し、パートナーと交流できる機会を自分から作りにいったこともあります。
その他にも、新規事業立ち上げの話なども交流会で出会った人から話しを伺い、今の課題を相談させていただき、答えを導き出したこともあります。
また自社のバリューについては、改めて五十鈴の本業であるコイルセンター事業の機能を活かすアイデアを採用しました。無いものを生み出すのは非常に大変ですが、有るものを活かすという発想で、「五十鈴だからできる」ポジションが取れていると思っています。

商品設計が終わり、販路拡大へ

プロジェクトストーリー-商品設計が終わり、販路拡大へ

事業化に向け、顧客開拓は進みましたか?

商品設計や仕組み作りと同時期に実現性を把握するために、対象のお客様へのヒアリングを進めニーズ検証を実施いたしました。
またパートナー開拓とスキーム設計も同時並行で進めていたのですが、体が一つなので、両立することにかなり苦労しました。

体制強化などはどうされていたのですか?

「選択と集中」を意識し、自身の行動ウエイトを専門性が必要な「パートナー開拓とスキーム設計」に置くことにしました。事業モデルの中でも、肝になってくる部分ということもありましたが、一方で簡単に誰かにお願いできる領域でもないと思っていたのも、選択した理由です。
一方でニーズの収集についてはコイルセンター事業の営業担当に協力いただき、既存顧客へのアプローチとヒアリングを実施していただきました。

本プロジェクトの現状までの総評と今後の取り組みについて

普通では経験できないスピード感で成長した感じがあります。学んだことは多くあるので、特に何が大事と選ぶのは難しいですが、事業に向き合う姿勢が大切だったなと感じています。
「行動力とスピード」が非常に大切で、考えていないわけではないですが、考えすぎもよくない。まずはトライしてみて、修正・改善を繰り返していくことが成長の最短ルートだと思います。
現在は顧客とエリアを拡大している最中で、マーケティングの領域でまた試行錯誤を繰り返しています。実践の中で自ら学び・成長できる環境があることに感謝しつつ、さらに事業を成長させていけるよう、まだまだ頑張っていこうと思います。